喉頭がんのため喉頭全摘手術を受けたシニアのモンブランは、辛いのが物凄く苦手なのだ。

前から知ってたけど、モンブランの伯父さんは、ワサビや辛子は絶対と言うて良い位使わヘんね。
そやねん、手術を受ける前は、お寿司にワサビ、豚まんもモノによったら辛子醤油で食べてたんやけど、手術後は息するのが鼻や口とは違うて、喉元に永久気管孔というのを作って、そこで息をする時や、声を出す時に使ってるのは、ポチも知ってるやろ。

※どんな状態かは「シニアのモンブランは14年前に下咽頭がんの手術を受けていたのでした。」に説明図がありますので、よろしければご参照ください。

ワサビや辛子の風味は、鼻から抜けてゆく空気で感じるもんやろ。そやけど僕は鼻から空気が抜けへんから、風味が鼻に溜まって、鼻が「辛味の風味地獄」になるねん。
あぁ、思い出した。退院して間もない頃、一緒にざるそばを食べた時、うっかりワサビを「つゆ」に溶かして、えらい目に遭ったことがあって、大変やったね。
そやから、辛味が効いた麻婆豆腐やカレーもあかんねん。
それと退院する時に担当の先生から注意されたんやけど、手術で食道を切り開いて、処置をした後は縫い合わせてるので食道が狭くなり、焼肉は通りにくくなっているので、気を付けて下さいよ、と言われてたのに、うっかり今まで通りの大きさの焼肉を口にして、なかなか食道から肉が流れて行かず難儀したなぁ。
そしたら、辛くないカレーや、辛くない麻婆豆腐やったら大丈夫やし、大好きな甘い和菓子、柔らかいモンは大丈夫やねんな。お正月に続いて、「残り福」が終わった直後の1月12日の西宮神社へ行った時も、また「戎金鍔」を買おうとしてたもんね。
さすがにポチから、家にたくさん甘いモンがあるんとちゃうのん、と言われて止めたけどな。
えべっさんの表大門(赤門)の所に10日の神事「開門神事福男選び」の結果が貼られていたね。
そやったな。門を入ったら、あちこちで後片付けしてたなぁ。良い天気やけど時おり強い風が吹いて、砂ぼこりが舞う「祭のあと」感は、大昔と変らん感じがしたなぁ。
お正月と違って御本殿へは入られへんけど、手前の拝殿にお参りしてる人が列を作ってたなぁ。
社務所でも福笹を今年は2月末まで授与してはるみたいやで。
拝殿の左側にあった「おふだ・お守り」の授与所も出店と同じように片づけられたね。
池の端にある休憩所の「おかめ茶屋」も初詣の大混雑と違って、普段通りになってたね。
初詣の帰りの電車はJR線を使って、この日は阪神線を使ったけれど、阪神線はJR線や阪急線よりも海側を走ってるから、六甲連山がワイドに見えるね。
阪神の西宮駅は高架になっていて、神戸方面へ一つ目の駅、香枦園駅近くになると、六甲連山の東部がきれいに見渡せるね。右端の丸い山は甲山と言って、この山を見ると、西宮に居るんやなぁ、と思うね。
甲山も僕が小学生の頃は植林の木がまだまだ低いはげ山で、山頂からは見晴らしが良かったけれど、今はどうなってるんかな。
海に近い阪神線でも深江駅や青木駅の辺りでは、山が迫ってきてるね。
摩耶山が右側に見えてきたら、阪神線は岩屋駅から地下に入るけど、阪神は元々高架で三宮に入りたかったけど、高架で街が分断される事を心配した神戸市の反対で地下になったんや。
その後、神戸市の都市計画で国鉄(今のJRの前身)の高架が認められ、こちらも高架乗り入れを希望していた阪急も認められてるんやね。
阪急電車の車窓から見た、高架を並走するJR線
これは空想やけど、もし神戸市が阪神に高架を認めてたら、岩屋から高架になって、現在JRと阪急が高架で並走してる所に阪神も加わってたかも知れへんね。