先週に続いて日曜は雨になったので、神戸猫のPochi(ポチ)とMontblanc(モンブラン)は、六甲アイランドにある、神戸ファッション美術館・神戸ゆかりの美術館・神戸市立小磯記念美術館へ出掛けます。





六甲ライナーは下に見える住吉川沿いに海の方へ行くんやけど、六甲ライナー次の駅「魚崎」駅から山側へ、住吉川右岸沿いに約5分ほど歩いた所に、

谷崎潤一郎の「細雪」の舞台となった「倚松庵」があるんや。この家は、彼が1936年11月から1943年11月まで住んでた家で、1990年にこの地で移築復元されてるんや。


























美術館の中庭に、移築・復元された洋画家・小磯良平のアトリエがあるんやね。左の窓は光がいっぱい入るように大きな窓やね。



愛用のパステルや、

パレット、絵筆、ペインティングナイフ。
小磯良平は1988年12月に亡くなったけれど、その翌年に油彩・素描・版画などの約2,000点の作品と、

蔵書・諸資料と共にアトリエが遺族から神戸市に寄贈されてるんですね。
柱や戸、窓枠などの緑色が異人館でもよく見る緑色で、シックでモダンでいいですね。



部屋の右手に蔵書があって、

描く時に使ったのか帽子や楽器などの小物にがっしりしたイーゼル。

明り取りの大きな窓の下にも、ネコ脚のテーブルがあるで。





その中で、僕が印象に残ったのは、1925年(22歳の時)に親戚の小磯吉人の養子となって改姓する時に描いた母親の肖像画が、本当にそこに息をしてる人が居るようでびっくりしたね。





