ケーニヒスクローネ「くまポチ邸」

神戸発祥の洋菓子屋さんでは、贈り物用でも自宅用でも気軽に買えます。例えば「モロゾフ」はガラスの器に入ったプリン、「ユーハイム」はバウムクーヘン、「元町ケーキ」はざくろ、と神戸に住んでいる者にとって、そのお店の絶対の定番があります。「ケーニヒスクローネ」はクローネですが、神戸猫のPochi(ポチ)とMontblanc(モンブラン)は今回はクローネではないけれど、ここの洋菓子は値段も手頃なので、今食べたい洋菓子を何種類か探しに来ました。

ここのケーニヒスクローネは「ホテルケーニヒスクローネ神戸」の直営店で、店の名前はケーニヒスクローネのキャラクター「くまのポチ」に因んで「くまポチ邸」になってるんやね。

建物の１階、赤い大きなキャラクター「くまのポチ」の右側はホテルの入口で、ここから入っても良いけれど、白いトラックが止まってる所に「くまポチ邸」の入口があるから、そこから入った方がええやろね。それにしても、目立つ建物やね。

ほんまやね。上のホテルも目立ってるで。

ホテルの入口は、旧居留地側にもあるんやけど、こっちもたいがい目立ってますね。

なるほど、目立つなぁ。

伯父さん、Königs Krone(ケーニヒスクローネ) はドイツ語で王冠という意味なんやけど、知ってた？

いや、知らんかったな。モロゾフやユーハイムみたいに創業者の名前やと思とったから。

そしたら、王冠を被ったキャラクターのクマさんの名前が、僕と同じポチやいうのも知らんかった？

いや、ポチやいうのは知ってたで。以前くまさんのクッションを買ったことがあるから、その時に知ったんやけどな。

ホテルの直営店やから、お土産として買いやすいように、日持ちのするのがたくさん揃えてあるのが、他のケーニヒスクローネの店とはちがうね。

そやね、量はちょっとでええから、何種類か欲しい時にはここへ来るね。

同じ物でも量が何パターンかあるのが助かるね。

「はちみつアルテナ」が欲しいなと思ったら、丸ごとホール１個から２分の１やミニまであるから選びやすいよな。

もちろん、生洋菓子も置いてあるし。奥に見えるのは、ホテルの入口から入った所にあるカフェやね。

きょう買ったんは、左の「はちみつアルテナミニ(460円税抜)」と「アルテナバーデンミニ(460円税抜)」。「はちみつアルテナミニ」の箱に、取っ手の王冠がピッと立ってるのがええね。

それと、左から「マンゴーゼリー(300円税抜)」「もんぷりん(530円税抜)」「シフォンケーキマーブル(300円税抜)」が今日の選択。

マンゴーの柔らかい風味がたっぷりでおいしいゼリーやね。スッと入ってくるクリームはさすがに神戸の味の「もんぷりん」。ケーニヒスと言えば焼き菓子と思っていたので、しっとりさが楽しめるシフォンケーキにちょっと感動やね。

「はちみつアルテナミニ」は、電子レンジで約30秒くらい温めると、チョコがトロッとなって一段と風味が増すので、電子レンジでチンは必須やね。

「アルテナバーデンミニ」は、王冠ならぬ王道の懐かしいバター味を楽しめるので、紅茶と一緒、がおすすめ。

ケーニヒスクローネは、近くの大丸神戸店、神戸阪急店、さんちか店があってそれぞれ特色はありますが、気軽な手土産や自宅用を買い揃えやすいのは、「くまポチ邸」ですね。あれこれ食べたいのなら、「くまポチ邸」が良いですよ。