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シニアのモンブランは14年前に下咽頭がんの手術を受けていたのでした。
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シニアのモンブランは14年前に下咽頭がんの手術を受けていたのでした。
今年も北野町のサンタさんが好き勝手してるなぁ。
ところで伯父さん、がんの手術から14年経ったんやね。何ていう手術やったんかな?
喉頭全摘手術と言うて、がん細胞のある声帯あたりを摘出したり、またがん細胞が転移してたらあかんから、僕の場合は首の右側の甲状腺やリンパ節、それと首の右側の筋肉も全部やないけど取ってるねん。
あぁ、そうやったね。
声帯を取ってるから、声が出えへんので、気管と食道をシリコン製の短いチューブで通路を作り、ここを通して肺から出した息を食道に入れて、食道の粘膜を震わせて声が出るようにしてあるんや、と前に説明してもろてたんやね。
退院する時「首の前を切ってめくり上げるようにして、声帯なんかを摘出してるので、切った所で細かい神経が寸断されてるから、ものすごく肩こりがしますよ」と担当のお医者さんから言われてたけど、今はどう?
いや~、最近ではそうひどくはないけど、最初の頃は切った辺りで痺れがきつくて感覚がないような感じがしてて、例えたら正座してて痺れが切れたら、感覚がなくなることがあるやろ、あんな感じがしてて、肩がこってるのかどうかも分からん状態やったな。最近は痺れも大分なくなってきて、肩がこってるのも分かるようになってきてるね。
肩がこるのんは、神経が切られただけやなくて、首の筋肉を取ったからやと思うで。肩こりだけやなくて、体の右半分が何かと不具合が多い気がするなぁ。右膝の鵞足炎とか、右手のばね指とか治療を受けるような場合も右側やしな。お医者さんは首の筋肉とは関連付けた事は一切言わへんねんけど、僕的には関係してると思ってるんや。
そやから、首の筋肉が少なくてバランスは取りにくいかも知れんけど、できるだけ体を固めないように動けるストレッチをしたり、歩いたりしよう思てんねんで。
そうかこの前、四つん這いになって後ろ足を左右に振ってたんも、脚のアシストに脇腹を使うだけではなくて、首の負担を減らして体の姿勢を保てるようにしようとしてるんやね。
うん、姿勢はやっぱりシャンとしてる方がカッコええやろ。
そやけど、やり過ぎんようにしてね。たまにはダラ~としてもええからね。
そやな、頑張り過ぎたら疲れて、やる気なくしてしまうから気いつけるわ。
話は変わるけど、風見鶏の館が北野坂と山手幹線の交差点から見えるの知ってる?
何回も聞いてるよ。お日さんが照ってて坂道があって、いかにも神戸の冬、という景色を伯父さんが好きなんはよう分かるよ。
ポチは、どっちか言うたら、夏の木陰が好きなんとちゃう。
あの日は観光の人がおらんかったから、面白半分に自撮りしただけで、冬の萌黄の館も好きやで。
風見鶏の館が2025年3月31日まで休館するけど、ここが折り返しになる散歩は休まんようにしよな。