京都・円山公園の床几で花見の後は、京都府立植物園の桜へ

伯父さんのモンブランに「ポチ、京都の円山公園で床几に座って花見がしたいから一緒にどうや」と誘われて、満開宣言から1週間後の3月31日に京都へ。

京都駅におりたら、いつも言うセリフやけど、やっぱり神戸より寒いなぁ。
ほんまやなぁ。
清水寺方面へ行くバスはごっつい混んでるから、河原町通りを通るバスに乗った方が空いてるやろから、「河原町松原」で降りて松原橋で鴨川を渡って建仁寺へお参りしよか。
外国人観光客がほんまに多いなぁ。
この松原橋が、元の「牛若丸と弁慶」の五条大橋で、豊臣秀吉が橋を六条坊門小路(今の五条通)に架け替えて、そっちを五条大橋と呼ぶようになった、と案内板に書いてますよ。
この橋を渡って東山の方へ道なりに上ると清水寺に出るから、この橋は廃止にせんと、そのまま残したんかも知れんなぁ。
建仁寺の茶碑にある枝垂桜がきれいやね。
この茶碑は建仁寺の開山・栄西禅師が宋(中国)で修行している時に、お茶の効用と作法を学び、それにお茶の栽培方法も学んで、茶種を日本に持ち帰えり栽培し、お茶を広めたので、その事を茶碑にしてるんやで。
本坊近くの桜がみごとやなぁ。春休みやから子供も多いね。

高台寺前の「ねねの道」を通り、円山公園へ向かいますが、歩いているとだんだん暑いくらいになってきました。

あ~、「祇園しだれ桜」満開宣言から1週間たったら散ってるなぁ。
花は散っても迫力の佇まいはあるから、十分やで。
公園ではシートなどを敷いての花見は禁止されてるから、桜の下が歩きやすくてええね。
伯父さん、楽しみにしてた床几は、1人1時間500円の席料でゆっくりできますよ。提灯がある方が楽しいから、ここで腰をおろしましょ。
暑なってきたから、まずは「生ビール」と「ざるそば」にしとこかな。
僕はあんまり飲めないから「缶ビール」と、お腹すいたから「きつね丼」にしときますね。
風が吹いたらハラハラと散ってゆくね。床几を出してる店の人の話では、今年はシートを敷くことが禁止されてるから静かな花見になってるそうやで。
僕は、飲めや歌えやの花見は苦手な方やから、この方がええけど、物足らんなぁと思う人もおるんやろね。
もうすぐ1時間になるから、そろそろ辰巳大明神のある白川から鴨川の方へ歩いて、白川沿いの桜を見に行こか。
以前伯父さんが、もう二度と見られないと思ったほど感動したという桜吹雪を見た所?
そう、正確には白川筋から北へ2本目の新門前通りなんやけど、ひょっとしたら今日の桜の具合やったら、桜吹雪が見れるかも知れんと思ってなぁ。
おお、風が吹いたらすごいなぁ。
あぁ、また見れるとは思ってなかったので、うれしいなぁ。
伯父さん、僕は府立植物園の桜を見た事ないから行きたいねんけど、ええかな?
ええよ。そしたら地下鉄で三条京阪駅から北山駅まで行こか。
三条大橋は、擬宝珠(ぎぼし)はそのままに木製の欄干が新しく造られていました。
自転車で来る人が多いねんな。神戸の森林植物園は街中に無いし、標高が約400m位の所にあるから気軽にママチャリでは行かれへんからな。
どっちか言うたら、気軽に行ける王子動物園のようなもんかな。
地下鉄「北山駅」からすぐの「京都府立 植物園」の北山門から入園します。
入ってすぐ右側にある「桜品種見本園」では、サトザクラを中心にした品種が植えられてるそうですよ。
サトザクラは、ヤエザクラやボタンザクラと呼ばれてるんやで。昔、実家にボタンザクラがあって、5月の初め頃に大きな花を咲かせてたよ。
桜品種見本園
まだ蕾が沢山あるこれもサトザクラの一種ですよね。
札を見ると「北鵬」となってるから、ネットで調べてくれる。
ありましたよ。北海道の松前生まれの品種で八重咲で、四月下旬頃に咲くそうですよ。ここに来たらソメイヨシノより遅く咲く桜の品種が多いのが良く分かりますね。
入口に置いてあったガイドマップを見ると、園内には500本の桜があるんやて。
ここではシートを敷いての花見もOKなので、街中の植物園ということもあって、子供連れの人が多いね。
観覧温室の前に、開花が桜と同時期のチューリップ「レフェーバースメモリー」
申し込み不要で毎週土曜日の13時から、技術職員による植物案内「土曜ミニミニガイド」もあるので、時間が合えば参加したほうが、楽しいやろね。