布引の滝と「プティ・フルール」のシフォンケーキ

新神戸駅からバス道の野崎通沿いに歩いて約10分の所にある、シフォンケーキの「プティ・フルール」へ行く時に、神戸猫のPochi(ポチ)とMontblanc(モンブラン)は布引の滝を見たくなって、新神戸駅から歩いて往復約40分の寄り道をします。

「神戸まつり」のパレードが行進する、三宮中央通りの地下通路「サンポチカ」に、明治時代の神戸の観光地が描かれている、「神戸名所 十二景」の内の7枚が通路の壁にあるの、伯父さん知ってた?
あぁ、知ってたよ。布引の滝もあったなぁ。
左側に大きく描かれているのが「雌滝(めんたき)」、右側は「雄滝(おんたき)」
布引の滝は下流から「雌滝(めんたき)」「鼓ヶ滝(つづみがだき)」「夫婦滝(めおとだき)・雄滝(おんたき)」の四つの滝があるんよね。
そやねん。雌滝(めんたき)の右側にはあるドーム屋根の石積みの建物は、1900年(明治33年)に作られたもので、今もここで汲み上げられた水が奥平野浄水場に送られてるんやで。
ただ、鼓ヶ滝(つづみがだき)の写真を撮れる場所が、素人の僕では見つけられへんので、鼓ヶ滝(つづみがだき)の写真は持ってないねん。
そうなんや。
この滝は一番上流にある雄滝(おんたき)で落差は43m。これは、おんたき茶屋へ上がって行く途中で撮ってはるんやね。
そう。この時はそんなに水が流れてなかったけど、2018年の7月5日から7日にかけての豪雨の時、危ないから大雨のあと3日間は山の川に近づくな、と親父からよく言われていたので、布引の滝へ出かけた7月11日の時の様子がこれ。
f:id:pochinokotodama:20180712122345j:plain
さすがに水量が多く、流れ落ちる水で強い風が起こり、水煙が舞ってるやろ。上の滝が雄滝(おんたき)で、滝壷から流れ出ている下の滝が夫婦滝(めおとだき)。
f:id:pochinokotodama:20180712123030j:plain
長居をしていると、水煙でビショビショになりそうやったから、みはらし展望台へ行ったんやけどな。みはらし展望台に着くと、布引貯水池に向かう道が土砂崩れのために、めったに無い事やけど、通行止めになってたから、相当な水が出てたんやと思うで。
f:id:pochinokotodama:20180712124238j:plain
みはらし展望台からの眺めも良いんやけど、みはらし展望台の後ろ上にある、神戸布引ハーブ園へ行くアスファルト道路からの眺めを僕は推したいね。
うん、確かに上の道からの眺めはええからなぁ。

滝を見て、街の景色を眺めて気分転換が出来たので、新神戸駅に戻りシフォンケーキの「プティ・フルール」へ行きます。

新神戸駅から歩いて約10分くらいやし、神戸市バス2系統・18系統の「熊内6丁目」バス停の近くやから立ち寄りやすいのでええね。
そやね。やさしいケーキをつくる町のケーキ屋さん、という佇まいもええね。
表のメニューボードの一番上に大きな字で「消費期限 3日間です。」と書いてあるのは、保存料や防腐剤を使っていないということやね。
ショーケースにはシフォンケーキのホールやカットしたもの、ロールケーキが置いてあるし、壁の棚にはシフォンのラスクやクッキーもあるね。
どれにするか迷ってるこの時が楽しいな。
焦らんでええから、好きなもん選んだらええからな。
ショーケースとは反対側の奥には業務用のオーブンが何台かあって、ご夫婦で切り盛りされているようですね。
持って帰って食べるのを楽しみに店を出てから、花が置いてあることに初めて気が付いたわ。
伯父さんは店に入る前から、どれにしよか思案顔してたからな、花に気が付かんかったんとちがう。ここのシフォンケーキは大丸神戸店の「カフェ 英國屋」でも食べられるねんて。
そやったね。それにしても新神戸駅前のサツキが満開でええ季節やね。
左は「アメリカンクッキー チョコチップ 7枚入り」580円(税込)、右は3種類のシフォンケーキ。
食べ始めは硬いかなと思っていると、口の中でホロホロと崩れて、チョコの風味が広がってくるクッキーやね。
シフォンケーキは、左上がミルクシフォン(220円・税込)、右上が紅茶シフォン(220円・税込)、下はオレンジシフォン(250円・税込)。
ミルク、紅茶、オレンジ、どのシフォンもフワッとソフトやけどしっとりしていて、紅茶と一緒に食べると風味が立ってホッとするね。
町のケーキ屋さんのおいしいケーキをごちそうさんでした。
帰り道、新神戸駅の裏山に咲いてたのは野生のフジやろか?
これからは街中でも新緑を楽しめるええ季節やね。