神戸をぐるっと回るニャンコの目:ポチとシニアのモンブランは北野異人館の猫道からインフィオラータの北野坂へ行ったのだ。

前回の続きになるけど、北野天満神社から東(新神戸方向)へゆく僕の好きな小道を紹介するね。
この道は、神戸出身の作家・陳舜臣が「神戸 わがふるさと」の著書で「私の好きな道」として紹介してる道やね。
うん、そうやね。その小道を北野町東公園まで行って、また天満神社まで引き返して、北野坂を通って三宮へ行く、伯父さんの好きな山麓散歩コースやね。
北野坂では「インフィオラータ」言うて、イタリア語で「花を敷きつめる」という意味らしいけど、5月3日から5日まで、道に花びらを敷き詰めて絵を描くイベントをやってたなぁ。
うん、絵は大きいから、写真や動画で撮る時は高い所から撮らんと全体がよう分からへんので、何の絵か分かるように、イベント会場で主催者が配ってはったパンフレットに載っている「インフィオラータ」のイラストを動画に入れとくからね。
神戸で5月17日から25日まで開催される世界パラ陸上競技選手権大会や、夏にはパリオリンピックがあるので、「インフィオラータ」のテーマは「ワールドスポーツ2024」になってるんやね。
それぞれの絵のタイトルも入れといてな。
うん、わかった。では動画を見てくださいね。
イベントで使われるチューリップの花は、球根に栄養を回すために刈り取られ、本来なら廃棄される花びらを栽培農家さんから提供して貰って、絵を描いてるんやて。また、イベントが終ったら花びらは回収されて、ボタニカルダイ(植物染め)の商品になるんやて。
北野坂のインフィオラータや、神戸まつりの時に旧居留地一帯を車両通行止めにして開かれるイベントでは、車に乗って見るのとは違って、歩いて回ると、住んでいる僕らでも初めて見るような景色に出会うこともあるので、この楽しさは色んな人に是非体験して貰いたいね。