神戸布引ハーブ園は体験イベントが多いから、また行きたくなるね

神戸布引ハーブ園は、世継山(標高417m)の南斜面にあって、神戸の里山らしく、陽当りがよくて風がぬけてゆく、心地よい所です。
山頂近くにあるメインのレストハウス(標高約400m)は、ドイツの古城「ヴァルトブルク城」がモチーフになっていて、その他の施設もドイツ風になっています。

グラスハウス(温室)とその隣にある「ハーブの家」の間には、Google マップで「ドイツヴァルトブルク城」で検索し、ストリートビューで見た「ヴァルトブルク城」近くの町にもこんな佇まいがあるかも知れないと、神戸猫のPochi(ポチ)とMontblanc(モンブラン)が想像してしまうような静かな所です。

ここのロープウェイに乗るんは何年ぶりかな?まだ「夢風船」という名前で、ゴンドラも球形の頃やったからね。

僕も夢風船は覚えてるけど、いつまで球形のゴンドラが使われてかは知らんなぁ。
2010年の11月から2011年の3月まで改修工事をしてるから、その時にゴンドラが今のになったかも知れへんね。

下に見えるんが、布引の滝やね。

ほんまや。上から見たら、滝が何段もあるのがよう分かるね。
ロープウェイの山頂駅を降りたら、ドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにしたレストハウスと広場のある、展望プラザという所やね。
天気もええし、みんな楽しそうやね。
神戸布引ハーブ園のオリジナル商品が買える「ハーバルマーケット」やね。
ハーブティー、エッセンシャルオイルやハンドクリーム、それにハーブのチョコやクッキー、他にも色々あるからあれこれ見てると、ロープウェイを降りたすぐの所で、あっという間に時間が過ぎてしまうね。

ここは又あとで寄る事にして、「森のホール」にある「香りの資料館」へ行こか。
茶色の屋根の1階に「香りの資料館」があって、2階は「森のホール」になってるんやね。
入ると、ハーブを水蒸気で蒸留して香料を作るアンティークな道具が目の前やね。「水蒸気蒸留法」は現在でも使われてる効率的な方法やねんて。
ところで伯父さん、香水の語源を知っとお。3千年以上の昔の事やけど、人は香木や香料を焚き、立ちのぼる煙に神への感謝や願いを託していたんやて。それで「Perfume(香水)」という言葉は、ラテン語の「Fumum(煙)」と「Per(を通して)」という言葉から生まれた、と説明があるよ。
そういうことか。ここには、約80種類の天然エッセンシャルオイルが置いてあって、

香りを比べながら、自分に合った香りを探せるようになってるんやね。

「香りの資料館」の見所はまだまだたくさんあるけど、2階「森のホール」にも行きましょか。
12mの高い天井と木のホールは、音響効果がええんやろね。
森のホールの外の通路からは、摩耶大橋や六甲アイランドが、よう見えるわ。秋になって湿気が少ななると、対岸の大阪がよう見えるね。
ところで、伯父さん。展望プラザで12月25日(月)まで毎日、「ドイツ祭り2023 – Beer & Wine Fest –」があるので、行ってみよか。
僕は、ソーセージとビールがええね。気候もロケーションもええから、よけい美味しいで。
ハーブソーセージ6種類で1,100円、ドイツビールのヴァイサーヒルシュが500mlで1,100円。ボイルしたソーセージが、軽くスッと飲めるビールによう合うわ。屋外で一息入れるのにピッタリで、また来たくなるね。
ほんま美味しかったね。
グラスハウスの屋根が見えてきたけど、急な坂でも伯父さん大丈夫?
大丈夫やけど、普段あんまり歩かへんから、ゆっくり下りて行くわ。
グラスハウスに入ると、かぼちゃがゴロゴロのハロウィン仕様やな。
「ハーブの家」では、

ヨーロッパの生活の中に、どれだけハーブが使われているかを紹介してて、

オリジナルのサシェ(香り袋)作りも出来るよ。

600円という値段もあってか、

参加してる人が多いな。

グラスハウスは確かに温室で、フィリピン諸島にある「ビカクシダ」にはびっくりしたなぁ。
別名が「コウモリラン」とは、うまいこと言うたな、という感じ。
温室を進んでくると「愛の像」があるけど、これはバレンタイン発祥の地、イタリア・テルニ市から神戸市に寄贈されたんやで。
神戸の洋菓子のモロゾフの創業者が、1932年に日本で初めて「バレンタインデーにチョコレートを贈る」という欧米の習慣を紹介したのが、日本でのバレンタインデーの始まりやからね。
グラスハウスの2階へ上る階段の所にドラゴンフルーツがあって、サボテン科ということで、葉っぱは確かにサボテン。
2階からは神戸の街が見えるね。

温室の2階から「スパイス工房」へ入ると、香りがしてくるね。

スパイスつぶしの体験をすると、手が止まらんようになるよ。

あれこれ見たり、触ったりしてたら、時間があっという間に過ぎたな。今日は、この辺にして、ここから下の方にある風の丘からロープウェイに乗って新神戸へ出よか。
風の丘へ来る途中でコスモスが風に揺れて綺麗やったね。
そやけど風の丘と言う割には風がないよ。
ほんまやなぁ、珍しいと思うで。今まで何回か来たことがあるけど、こんなに風のない事はなかったで。
一時黒い雲が流れてきて、パラっと降ったけど、いかにも里山の天気で、面白かったな。久しぶりに神戸の里山へハイキングに行った時の感じを思い出したなぁ。
近いから思うて、昼から来たら見たい所がたくさんあって焦ったね。長い時間ここで過ごすように考えた方がええね。
11月11日(土)から12月24日(日)までの金・土・日・祝と12月25日(月)は、「古城のクリスマス2023」のイベントで、クリスマス特別ナイター営業があるので、昼から来てもゆっくりできるし、クリスマスイルミネーションや神戸の夜景も楽しめるからええよ。
伯父さんの好きな「ドイツ祭り」は、ナイター営業の時は20:00までやってるよ。その時夜は多分寒いと思うから温い服装がええと思うよ。